When a Man Loves a Woman 男が女を愛するとき
When a Man Loves a Woman
Michael Bolton & Percy Sledge
共感してくれる人は、かなり少ないと思われるどろ~っと濃いソウル。
ワタクシの主食であり、この世で一番大好きな曲です。
When a man loves a woman - Michael Bolton and Percy Sledge. subtitulado
この動画の見所は、『対比』かな。
右の焦げた唐揚げのようなおじ様が、本家のパーシー・スレッジ。
この曲以外のヒット曲に恵まれなくて、でも、日本と違うのは飽きられないってこと。
こうして、若い人が歌い継いで単なる一発屋にはしないの。まあそれだけイイ曲ということでもあるのですが。
歌唱 本家のへなちょこな歌いっぷり。まるで「・・・もしかして下手なんじゃ?」と心配にすらなってくる歌いっぷりが、オーティス・レディング的で、忌野清志郎的で、それこそがソウルだと感じるのだけど、
対して左の人が、マイケル・ボルトン。髪がボーボーだけど、ワタシは「ブルーアイドソウル(青い目をした人が歌うソウル)のプリンス」と思っているw
ハードロック畑にいた人だけど、彼はホントはソウルを歌いたかったんじゃないかと踏んでいるw
だって、この堂々とした歌いっぷり。この曲、そんなパワフルに歌う?って思うけど、かなりイイです。ここからマイケルボルトンの世界に迷い込んだ人も多いと思います。
もしかすると、本家よりかっこいいかもしれないw
でもそんな勝敗なんてどうでもいいの。
ヘタウマでスキッパーだけど満面の笑みのパーシー。
その昔、ソウルが世間を賑わし始めると、白人たちがこぞって自分の曲として発表しちゃって、ここでも確執が生まれるっていう歴史があったらしいのだけど、(実際、マイケル・ボルトンはアイズレーブラザーズに訴えられたりしているの)、でもこの二人には、そんな確執を軽く乗り越えちゃってるよっていう雰囲気が溢れてて、泣けてくるの。
客席じゃなくパーシーのほうを向いて歌うマイケル・ボルトン
本家に対してリスペクトがあって泣けてくるの。
後半、爆発するマイケル・ボルトンのバックで、ハモリにまわってくる本家
パーシー、粋な演出。本家にハモられるって、昇天モノだろうなぁ♪
黒と白。本家と後続。ワビサビとパワー。相反する二つなのに、愛でがっちりとひとつにまとまってて、それがまた感動しちゃう。