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映画レビュー:Men In Black インターナショナル

このシリーズ、大好きだったけど前作で終わっちゃってすごく残念だったので、4作目公開を知ったときはとっても嬉しかったな。でも、エージェントKとエージェントJじゃないMen In Blackってどうなん?とちょっと心配でした。

 

私はキャスト含めて作品を愛してるのに、アメリカってメインキャスト交代って平気でやってのける神経が分からない(笑)。今日、やっと劇場で観てきましたが、期待を裏切らない作品になっていてとても楽しめました。これならアリかな。なんたって、雷神THOR様ですから!

 

アベンジャーズの雷神THORとして不動の知名度を得た感のあるクリス・ヘムズワースさんと、相手役のテッサ・トンプソンさんは、「マイティソーバトルロイヤル」コンビなので違和感もなく、脇はお馴染みエマ・トンプソンのエージェントOや、お馴染みエイリアン達に会えて、懐かしさでいっぱいになりました(大げさ)

 

まだ公開中なので絶賛ネタバレ配慮中につき、感想は「続きを読む」からどうぞ

 

 

 

1,様々な宇宙人

Men In Blackといえば、様々な宇宙人観が楽しみ!ザ・悪な宇宙人もいれば、めっちゃ可愛い宇宙人もいて、スピルバーグが伝えたい宇宙の多様さに、鎖国状態の地球人としては夢が拡がります。今回のめっちゃ可愛い宇宙人はポーニィ!誇り高き歩兵ポーニィの健気さは、死亡フラグなのかと勘ぐってしまうほど(笑)。こういうキュンとくる表情や仕草ってアメリカ映画は本当に上手。


【本編映像】<謎のエイリアン登場>編 映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』6月14日(金)公開

 

 

2,ものすごい武器たち

超未来の乗り物や、白くテカテカ光る武器もこの映画ならでは。本作では「宇宙一最強の武器」が登場。出力を0.001にしても、グランドキャニオン級の穴が出来てしまうほどの破壊力(爆笑)。


アスガルドの神さま2人も呆然…破壊兵器の威力とは?/映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』本編映像

 

また、車も超カッコイイ。本作ではなんとレクサスがスポンサーになっているようでカスタマイズされたレクサスがどんどん出てくる嬉しさ!道路ですれ違うたびに「かっこいい顔してるなぁ~」とあのギザギザフロントグリルに見とれていたけど、やっぱりスクリーン映えしてます。SF的な面構えとも言えるのか(笑)。ラストでは右ハンドルのレクサス登場で、暗に日本製だよとアピールしてくれています。


【レクサス・RC F CM】-メンインブラック編 2019-

レクサスRCFって1400万くらいするらしいんだけど、取引先の弁護士さんが乗ってやってくると、まるでスーパーカー並の大騒ぎになります。加速するときの近未来的なエンジン音に酔いしれるくらいしかできない一般ピーポーとしては、ホント、夢の車だなぁと思います。

カリフォルニアのディーラーではこんな悪のりプロモーション(爆笑)。ニューラライザーを持った黒服たちが登場するとこまでやるなんて嬉しすぎる!ドッキリというよりサプライズやんw


MEN IN BLACK : INTERNATIONAL - Alien Dealership Prank

 

 

3,キャスト

雷神ソー改めクリス・ヘムズワースさん、「終わったシリーズものの続編」に次々に抜擢されているようでファンとしては喜ばしい限りです。ソー様目当てで観た人も多いんじゃないかな(←私)。とはいえ、ゴーストバスターズはついぞ観なかった。だってストーリーが子供向けっぽかったんだもの。

本作でも、ソー様はイケメン担当。とはいえ、苦し紛れに敵の奥様と夜明けを迎えてしまうシーンがあったりしてチャラ男風味。だがカッコイイ(笑)。

バトルシーンでは、小さな金槌を見つけ「俺のターン!」と言いつつ敵に投げるという、雷神イジリもあったりして楽しめました。

 

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Men In Black インターナショナル

 

双子エイリアンは、レ・ツインズというフランスの双子ダンサーさん。作中でもキレッキレのダンスをするダンスシーンがあったり、バトルでは無双に強いし、ヴィランながら目を惹く役どころでした。長い手足で近づいてくるシーンはめっちゃ恐かった!

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レ・ツインズ

 

ヴィランがまさかあの人だなんて・・・。名前は伏せますが、「シンドラーのリスト」とか「96時間」とかの正義のイメージが強く、本作でもしょっぱなから正義オーラ満載で、まさかのどんでん返し。彼を悪役にするなんて!とビックリしましたが「悪に操られているだけで、善なる心は残ってる」って設定なのが救いというか、大物俳優への配慮が伺えました。

 

ブランドのお洋服ポール・スミスが衣装提供ということで、ご本人登場。しっかりとアップのシーンがあって、「うむ?このシトただ者じゃない役どころなのかしら?」というカメラワークでした。イギリス紳士のお洒落な渋みがどっしりと漂ってくるポール・スミスさん、かっこよかった。

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ポール・スミスさん

 

サラっと流れたシーンだけど、お騒がせカニエ・ウエスチャイルディッシュガンビーノがエイリアンとして監視されているっていうくだりには笑ってしまいました。彼らは本国ではどう受け止められているのか分かりませんが、私にとって彼らは「宇宙人であることを隠さない設定で生まれてきた宇宙人」だと思っているので(すごく褒めてますw)、分かってるねぇ~やっぱりそうだよねぇ~と笑ってしまったのでした。

 

 

4,ロケーション

インターナショナルというタイトル通り、ニューヨークのみならずロンドン・パリ・ナポリなど豪華。リザの要塞はナポリのイスキア島にあるアラゴン城。今は観光施設らしい。

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イタリアナポリのイスキア島にあるアラゴン

中でもステキだったのはモロッコマラケシュの市場のシーン。中東はニュースを賑わす地域だけど、アラジンを彷彿とさせる独特の文化は深遠な魅力に満ちていて大切にしたいなぁと思わずにはいられません。

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マラケシュの市場

 

5,まとめ

SFってジャンルって、面白い作品いっぱいありそうに思っちゃうけど、「面白い作品」は意外に少ないものです。プロットの良さとかキャスティングとかは他のジャンルでも大事な要素だけど、SFに関してはどれだけ夢をみせてもらえるかっていうのが個人的には大事にしたい要素です。

 

ケタ違いの武器だったり、超未来的な乗り物だったり、奇想天外なエイリアンだったりと、この作品は「夢の宝庫」なのです。が、鑑賞中にリプレイボタンを何度も押したくなったのは、そういう要素がサラっと流れてしまったからです。

 

オタクみたいだけど(笑)、トランスフォーマーさながらにメタリックに変化する地下鉄や、エイリアン達の仕草などもっとちゃーんと観たかったなぁ。

 

それと、音楽がちょっと記憶に残らなかったかな。ずだだだだ・・・という有名なメインテーマがあるのだから、ちょっと印象的にアレンジしたものを聴きたかった。

 

そういう個人的我が侭を差し引いて、5点満点中4.9点!!←差し引いても!?w