君の名は みてきたよ^^
公開からだいぶ経ってるような気がする昨日、田舎なのに、レイトショーなのに、満員という映画館を初めて見ました。38億円の興行収入とか?
何がそんなに人を駆り立てるのかな。それは見てのお楽しみです。若い大人たちがぎっしりの客席。本当に世界は変化していってるんだなっていうのを実感しました。
君 の 名 は
ネタバレてるので、読みたい方は画像の上でスクロールしてね
↓
↓
↓
なぜこんなにも
いてもたってもいられないの
情熱だけが自分を動かした
時間を忘れ、疲れを忘れ
ただ ひたすらに ひたすらに
そして辿りついた
君に
やっと会えたね
身体が入れ替わるという不思議な現象を通して交流する瀧と三葉の物語です。
時空がズレていたり、繋がったり、ねじれたり、SF要素満載です。SF好きにとっては目新しい要素ではないけど、そんな小技より伝えたい大事なことが力強く描かれています。
(新海誠監督、あなた・・・そうなんでしょう?←意味深)
糸守の風景を時間を忘れて描く瀧。授業中も帰宅後も、疲れも知らずひたすらに描く。
こういう体験、誰も一度はしたことあるんじゃないかな。
自分はどこへ向かっているのかさっぱりわからない、情報も確信も何もない、でも描かずにはいられない、こういう衝動は、潜在意識が叫んでる証拠なんだよね^^
はたから見たら「どうかしてるぜ」レベルの奇妙な動きなのだけど、奇妙と思われたって、頭オカシイと思われたって、本人は意に介さない強い衝動があります。顕在意識がどんなに忘れさせようとしても、潜在意識の強い意志は私たちを動かします。
すれ違う二人。でもめげない。そんな事、めげる理由にならない。
がしがしと目的遂行のためにあらゆる手を尽くす。
目的?目的ってなんなんだろう・・・
でも、確実に心を燃やす情熱がある。
目的が分からないのに動きたくてたまらない、この不思議な感覚が、上手にとても上手に表現されていました。だから、新海誠監督は、それを経験済みなのだろうな、と思いながら観てました。
ワタシはこういう動きを個人的に「人々の関心を自分の心の中に向けるプロジェクト」と呼んでいるのですが、これってどこかの株式会社が企画してる訳でもなくて、闇の組織が秘密裏に組織してる訳でもなく、ひとりひとりの心の衝動で動き出したプロジェクトなん。
エンディングシーンはロマンチック♥
ツインレイの二人が出会うときは、あんな感じらしいね?
鼻水をすする音があちこちから聞こえてきて。女性はいつも、たった一人しかいないというツインレイの彼を待ってるし、いやワタシは待ってないよ?って人だって、潜在意識では待ってるんだと思うな。そんな焦がれる気持ちが涙となって出てきちゃうんだよね^^
進むべき道、本当に欲しいもの、愛する人。
顕在意識では想像もつかない、途方もないスケールの物語を、ひとりひとりが持っていて
でも、生まれてくるときに忘れちゃう。
顕在意識って邪魔以外の何物でもないな、と思っちゃうけどw
それを思い出す方法は、この映画で力強く発信されているように、心の衝動に従うことかな。
瀧役の神木隆之介君は俳優さんなんだってね?俳優の声優ってどうしても耳障りなことが多くて苦手なのだけど、さすがキャリアが長いだけに本当に自然で、物語にすっと溶けこんでいました。
もしこんな衝動を感じたら。どうか、気のせいにしないで、大事にしてあげてください。
あなたが一番ほしいもの、あなたが進むべき道は、最初からあなたの前に開けているのです。見ようとしなかっただけなのです。
なんか占い師みたいになっちゃったなw
3年前、私もこんな風に突き動かされて、グアムの慰霊塔まで連れていかれたことを思い出しました。マニュアルも、先生の指示も、旅のしおりも何もない、あるのはハートの衝動という羅針盤だけ。ワタシの中に確実にいる誰かを癒してあげたい、癒してあげなきゃというひたすらな想いだけでした。
理由はさっぱりわからない。でも潜在意識は強く求めているという感覚。目の前に現れた事象を推理小説のように読み解きながら、こっち?いやこっちだね?と一歩一歩近づいた。海外旅行なんて興味のないワタシの前に、タナボタ的にチケットが用意され、あれよあれよという感じで飛行機に乗せられているワタシw これ一体なんやろな、とw
ワタシの周りをつむじ風が守っているような感覚。必ず辿りつけるから大丈夫という根拠のない自信。左ハンドルで南の島を突き進む。地元民も知らない慰霊塔の場所を、とぼしい中学英語で尋ねて尋ねて辿りついたのは、そのつむじ風が導いたからだと思います。
外側を探すのはもうやめて
内側をみてーー!!
志村ウシロ、ウシロー(違